山口のとなりまち新野町にある馬原医院の馬原先生は、実は世界的な研究者だ。
野山のマダニに刺されることによって発症する「日本紅斑熱」を発見し、その世界では知らない人はいないというくらいの権威となった人物。
徳島にゆかりがあるわけではなかったが、「地域に密着した医者になりたい」と、医院がなかった新野町での開業を決めたのが1980年のこと。
現在は日本で唯一のダニ専門の研究施設も新野町に開設し、併設のダニに関する資料館は一般開放されている。
また、そのすぐそばには「あかりカフェ」も営業中。
徳島県産の食材を活かしたとても健康的で美味しい食事メニューが提供されていて、自分も何度か利用させてもらった。
カフェであると同時に、地域の作家さんによる陶器の作品などが置かれるショップとしても利用可能だ。
深い「アカリワールド」に興味が出たら、まずここに来るべき。
ちなみに「あかり」というのは、最初聞いたときは「灯り」かな、と思ったけど、ダニをラテン語で「acari(アカリ)」と言うところから来ているらしい。
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